主な特色

特色を出した業務

株式会社 ジオ・プロパティはジオ・フロント株式会社から独立して設立した会社です。ジオ・フロント株式会社で得た11年間の経験や実績を生かして、今後の業務に活用したい所存であります。以下にこれまでの特色を出したスクリューウエイト貫入試験(SWS試験)を中心とした業務の実績を紹介いたします。

 

 

 

スクリューウエイト貫入試験①東京都某所

もともと、土地評価のためのSWS試験を行っていたが、盛土層下GL-3.75m~8.75m付近に急激な自沈を伴う層を確認、これは空洞であると判断し、土地所有者に確認したところ、以前井戸があったらしいが形状などは不明とのこと。そこで後日追加調査を実施し、自沈層とそうでない層の境界を徹底的に調べ、試験孔を利用した試料確認の結果、井戸の直径約2.0m、深さGL-11.0m~12.0mと形状をほぼ特定することができた。

 

スクリューウエイト貫入試験②埼玉県某所

もともと、アパート新築工事の調査でボーリング調査を計画建物の中心、SWS試験を計画建物の四隅+中心部のボーリング調査地点から数mずらした地点で実施。SWS試験の結果、地山がすぐ出現する切土部と埋土が厚い部分が敷地内で分布していることが確認され、基礎工事に影響が大きくなるため、後日埋土層の広がりを特定するために追加調査を実施し、SWS試験結果と試験孔を利用して採取した試料等の判断により、敷地内の埋土層の分布がほぼ特定され、分布図を作成することができた。また、切土付近でローム層のブロックサンプリングを行い、室内土質試験を行った結果、十分な地耐力が確認され、SWS試験とは別な視点で地耐力を確認することができた。

 

スクリューウエイト貫入試験③千葉県某所

東日本大震災の影響によりマンション下の地盤が沈下したため、その原因を探る調査をボーリング調査とSWS試験の併用で行った。当初、ボーリング調査やSWS試験の結果からマンション下の腐植土層が圧密を起こして沈下したとされていたが、当該腐植土層でSWS試験では自沈を伴わなかったこと、試験孔で採取した腐植土層は固くて過圧密の状態であったことが確認された。それに加えてボーリング調査で10m以浅で緩い砂層が確認され、その試料で粒度試験を行った結果、液状化による間隙水圧の上昇による沈下であったことが確認された。